人気ブログランキング | 話題のタグを見る

雷鳥生息地国内最北端

先日、15分だけお昼寝しようと14時に横になったら、次に目が覚めたのは18時間後だったRINAです。

やってしまった。。
JUNが5時間昼寝をしてしまったら夜眠れなかったと言っていたから、そうならないように気をつけよう!と思っていたのですが、何のその、眠れないって言葉は私には無関係だった。

去年は26時間寝たので、それよりはマシです。

----------------------------------------------

今回は、妙高戸隠連山国立公園です。
2015年に上信越高原国立公園から分離した、新しい国立公園。
そこに属する火打山(2461m)は、雷鳥が生息する日本で1番北に位置する山です。
(世界的には日本は最南端)
生息数は減少傾向で、2014年にはたったの17羽しか見られなかったそう。
今はもっと減っているかもしれません。
今回は雷鳥好みのお天気だったので、ひょっとしたら・・なんて淡い期待を持ちましたが・・・。

day1
燕温泉から妙高山へ登って、黒沢池ヒュッテ泊の行程です。
終始ガスの中。
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18015362.jpg
歩き出して程なく小雨が降って来ました。
降ったり止んだり。
ガスが濃いと、あっという間に山頂です。
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18035379.jpg
ちょうど山頂でお弁当を食べる時には雨ではなくてラッキー。
宿で作ってくれたおにぎりが絶妙で、皆さんご満悦でした!

山頂付近にのぞき穴があるのですが、天気が良いとそこから白馬三山がバッチリ見えるので、今回は写真で勘弁してください(^-^;
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18073116.jpg
高標高では、紅葉が始まっています!
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18083029.jpg
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18103529.jpg

一瞬だけガスが取れかけて、振り返ると登ってきた妙高山が見えました!
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18101904.jpg
眼下には長助池。
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18115914.jpg

そして本日のお宿、黒沢池ヒュッテ到着。
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18130309.jpg
ここは日本の有名な建築家であり登山家であった人がデザインした八角形の建物なんですよ~とご説明していると、「その人(故吉阪隆正さん)私の先輩です!」とおっしゃる男性ゲストが!!!
ほほ~、良いめぐり逢いでしたね。

実は高谷池ヒュッテが工事中で少人数しか泊まれないとのことで、こちらになったのですが、これはこれで社会勉強になりました(笑)。

八角形の内部はこのような感じでお食事します。
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18191100.jpg
できれば八角形に泊まりたかったですが、団体なので別館へ。
色んな意味でかなり敷居の高い別館でした(^-^;
160cm以上の人は足を畳んで寝るとか、雨漏りはいつどこであるかわからないとか(笑)。
夜中に大雨だったので、目が覚めると私の顔の真横はすごいことになっていました。
でも知らずに寝ていましたけどね!

day2

朝食は、各自でクレープ巻き放題です。
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18235494.jpg
食べきれないほど焼いてくれています。
中身はオンリージャム。
黄色いのは黄身ではなく黄桃ね。
しかし出発が早い為、思う存分には楽しめない(>_<)

火打山へ、ヘッドライトをつけての出発です。
あぁ~、もう山頂!早い!
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18293138.jpg
風が強く、ゲストのなびく髪が何とも言えなません。
必死に直していましたが(笑)。

早々に下山開始。
雷鳥平、期待外れでした(雷鳥は見られず)。
やはり今日もガスの中ですが、ほんの数十秒だけ視界が開けて、向こうの丘が見えました!
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18305132.jpg
天狗の庭です。
本日の展望、以上。

ちょっとだけ足を延ばすと、黒沢池周辺にはこんな素敵な台地があるんですよ!
まるで日本ではないような。
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18352713.jpg
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18353273.jpg
またの機会にどうぞ。

さて下山道は、昨夜の大雨のお陰で酷い泥。
みんな泥んこです。
「ガイドさんはどうして汚れないの~?」
「私なんてこんな汚れているのに」
「僕の方がひどいよ!」などなど、汚れ自慢に(笑)。

汚れないように歩いているんです。
少々滑る時もありますが(笑)。

笹ヶ峰が近づくと、ブナの森がとってもいい感じ~!
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18394492.jpg
下界はまあまあ晴れていました。
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18395937.jpg
泥んこになりながら、お疲れ様でした!

余談ですが、下山してきた笹ヶ峰登山口にはWIFIがつながっています。
雷鳥生息地国内最北端_d0110562_18411763.jpg
ハイテクのような、そうでないような、速度が遅くて待てませんでした(^-^;
でも外国人にはありがたいですね。
ここは電波が入るので問題ないですが、電波の入らない登山口には、このようなサービスがあるといいなぁ。

RINA





by snowspyder30 | 2018-09-17 21:45 | 山のお仕事


バックカントリーのプロガイドJUNRINAの活動ブログ


by snowspyder30

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

じゅんりなのホームページ

最新の記事

JUNRINAの歴史は移行し..
at 2018-11-19 18:31
紅葉の八ヶ岳
at 2018-10-14 21:11
北欧の旅~デンマーク~
at 2018-10-11 22:41
北欧の旅、フィヨルド
at 2018-10-09 21:49
北欧の旅~ノルウェー~
at 2018-10-08 17:37
北欧の旅~スウェーデン~
at 2018-10-07 22:06
西丹沢の茗渓小川谷
at 2018-10-07 20:39
北欧の旅~フィンランド~
at 2018-10-06 22:42
紅葉の巻機山 米子沢沢登り
at 2018-10-06 20:41
歴史とロマンの裏剱
at 2018-09-29 15:26
秋の苗場山
at 2018-09-26 23:49
紅葉の立山三山縦走
at 2018-09-24 21:41
たまにはJUNRINA登山ツアー
at 2018-09-23 15:03
VECTOR GLIDE 立..
at 2018-09-22 15:25
雷鳥生息地国内最北端
at 2018-09-17 21:45

記事ランキング

以前の記事

2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
more...

カテゴリ

全体
バックカントリー
スキー

美味しいもの
いろいろ
お勉強
シャワークライミング
お天気
ギア
海外
雷鳥荘
スタッフ募集
かぐらバックカントリー
ガイドトレーニング
トレーニング
クライミング
たてやま
山のお仕事
バックカントリーツアー
立山バックカントリー
速報
ツアー中止
下見
温泉・観光
沢登りで山登り
休日
シーカヤック
かぐらスキー場
越後湯沢
日本バックカントリースキーガイド協会
Vectorglide
アイスクライミング
予約状況
ARC'TERYX
ツアー登山ガイド
遭難救助隊
お知らせ
未分類

フォロー中のブログ

BOZEMANのブログ

タグ

(881)
(705)
(506)
(328)
(247)
(239)
(211)
(168)
(150)
(122)
(99)
(76)
(62)
(55)
(55)
(47)
(47)
(35)
(31)
(29)

検索

その他のジャンル

ブログジャンル

ウィンタースポーツ
登山

画像一覧